私は普段、スマホに手帳型のスマホカバーを着けている。
今時、何も付けずに使っている方が珍しいだろう。
昔は、手帳型では無く、普通のカバーを付けていた。
しかしながら、キャッシュレス決済ばかり使用するうちに手帳型の方が便利という事に気づいた。
手帳型はカードも入り、耐久性も高いので大変便利だ。
ただ、デメリットもある。
それは、大きさと重さである。
カードを入れたりしているため、全体の重量もそこそこあるし、大きさも普通のカバーに比べ大きくなる。
先日、何となしにスマホカバーを外してみた。
そこで、ある違和感に気づいた。
「あれ、俺のスマホってこんなに小さかったっけ?」
普段から、カバーの付いたスマホに慣れ親しんでいるため、重さや薄さに違和感ある。
慣れというのは恐ろしいものである。
ふとある事が頭に思い浮かんだ。
両親の事である。
私の実家は田舎で、大学入学同時に上京してきた。
実家に帰るのは、せいぜいお盆と正月の年2回程度である。
今までは、ずっと見てきた両親も、たまにしか会わないとなると印象も変わる。
久しぶりに両親の姿を見ると、明らかに身体が小さくなっている。
前はもっと太っていたというか、がっちりしていた気がする。
歳をとると背が低くなると言うが、確かにそうであった。
両親も仕事を定年退職した。
昔は考えてもいなかったが、「両親と会える機会」も数える程になってきているかもしれない。
親孝行をしていかないとな。
スマホを掃除しながら、そんなことを思った。