極太の麺。
マシマシに盛られた野菜。
背脂が大量に入り、しょっぱいが癖になるスープ。
そして、ニンニクが山盛り。
二郎系ラーメン。
無性に食べたくなる。
何故か癖になる、というか中毒的な何かである。
正直、食べた後は「もう2度と食べなくていいな」と思う。
しかしどういうことか?
次の日には、「また食べたい」と思い始めている。
胃もたれがものすごいし。
トイレにもすぐ行きたくなるし。
ハイリスクな食べ物である。
ただ何故だろうか?
普通のラーメンや食事では満たされない何かが確かにある。
ああ、二郎系ラーメンが食べたい!
今すぐ食べたい!
二郎系といえば、「ラーメン二郎」が有名だが、いわゆるインスパイア系の店が増えている。
「ラーメン二郎」は初心者には厳しい。
店員は無愛想だし。
客は何故かプロ意識あるし。
注文は呪文だし。
友達と話しながら食べたり、スマホをいじりながら悠長に食べることは許されない。
麺が出されてからは、「二郎と向き合う時間」だ。
真摯に向き合う必要がある。
正直なところ、満腹中枢が満たされる前に食べないと食べきれない。
そんな初心者に厳しい「ラーメン二郎」でも、インスパイア系はそんな事はない。
注文の仕方が書いてあったり。
店員も愛想がよかったり。
味は正直、店によるとしか言えないが。
また、「二郎系ラーメン」の良いところはコスパの良さだ。
普通のラーメン屋は、並盛りで千円はいくが、「二郎系ラーメン」の千円は並ではない。
ああ、二郎系ラーメンが食べたい!
明日、食べに行こうかな。
そして、食べ終わった頃に思うだろう。
もう2度と来なくていいやと。