ドラマ、アニメ、漫画で、一生懸命なキャラクター達が、夢に向かって努力している姿を見ると、嫌でも考えてしまう。
「今の俺って、何やってだろう?毎日、同じを日々繰り返して、寝て起きて仕事。この繰り返し。自分の人生これで終わるのかな。何かしないと!」
一念発起しては、三日坊主程度でおわり、成果はなし。
そしてまた、今度は前回とは違うキャラクター達をみて、焦りだす。
以下ループ。
一度冷静に立ち止まって考えてみたい。
例えば、自分が今から本気でプロ野球選手を目指したとして、なれるだろうか?
答えはNoだ。
それは何故だろうか?
諦めなければ分からないのではないだろうか?
「そんなの当たり前。なれるわけない」と決めつけてはいけない。
理由を考えてみよう。
- 年齢
→自分は20歳代後半、いわゆるアラサーだ。プロ野球選手の寿命は大体、今の私と同じ年齢だ。
- 身体能力
→学生時代はスポーツをやっていたが、プロで通じるほどのフィジカルだっただろうか?そして、今は社会人生活でだらけきった身体である。
- 経験値
→野球の経験はないが、プロ野球の試合は定期的にみるし、ルールも把握している。
- 時間
→仕事をしつつ、練習をするための時間をいくら確保できるだろうか?プロを目指している人たちに、今からでも追い付けるほどの時間が残っているだろうか?
- お金
→道具の確保。もしなれなかった時の経済的安定性。自分は暮らしていけるだろうか?
理由を考えてみると、よく分かる。
「これは無理だ」
人間は利己的で合理的だ。
理由を言語化しなくても、瞬間的に「無理」という判断を下せる。
だが、仮に、プロ野球選手を目指し始めたのが、10歳の頃だったらどうだろうか?
「まだ分からない。慣れるかもしれない」
また、20歳の頃だったらどうだろうか?
「もう遅い。慣れるわけない」
目指すものによって、必要なものは変わってくる。
仮に「お笑い芸人」ならば、身体能力はそこまで必要ではないし、年齢もまだ巻き返せる範囲だろう。
ただ、経験値は必要であろう。
そして、やはり、お金と時間は必須だ。
何を目指すにしても、必要なのは、「お金」と「時間」+「α」ではないだろか?
そして、分かりきったことだが、今更どうにもできないのが、「時間」である。
何かを叶えるのに必要なのは、「時間」だが、それは今から積み上げるしかない。
「お金」なら今まで貯めてた貯金を使えるし、「経験値」は過去から今までの積み重ねだ。
正直なところ、何かを目指すのに遅すぎることはないとは思う。
ただそれは、趣味レベルまでではないだろうか?
それ一本で生活していきたいと考えているなら、「間に合わない」ということはあるかもしれない。