コロナと聞くと、もう懐かしさを感じる。
今も若干流行りつつあるようだ。

だが、昔ほどのインパクトはもう感じない。

先日パリオリンピックが行われた。
(夜遅くまで見すぎて、何回か仕事に遅刻した)
当時、コロナが流行り出した頃、そのオリンピックが中止になった。
今思えば、凄いことが起こっていたのだと、改めて思う。

何十年後、当時を知らない人が、学校やテレビ等で当時の状況を知った時、驚くことは想像に難くない。

「ほぼ全員がマスクを着用」
「飲食店における酒類の提供の禁止」
「部活動、修学旅行等の学校行事の中止」
「ライブやイベントの中止」
「テレワークの普及により、満員電車の消滅」
「パチンコ店の営業停止」

パッと思い付くだけでもこれだけある。
今思えば、異常である。

それだけ、政府は本気で対応していたのだ。
逆に考えれば、政府が本気を出せば、これだけのことができると証明されたとも言える。
(みんなが協力したおかげとも言えるが、その空気をも作り出したと考えれば、とんでもないことである)


さて、昔から騒がれ、今もたまに話題に上がる問題がある。

「地球温暖化」である。

温室効果ガスにより、地球が覆われ、熱が逃げにくくなる事で、海水面の上昇等の生態系に大きな影響を及ぼす。

ただ、昔から騒がれてはいるものの、いまいち対応が進んでいる実感がない。

コロナはすぐに対応しなければ、今生きている人が死ぬかもしれない。
地球温暖化はすぐに対応しなくても、今生きている人への影響はほとんどないだろう。

だが、将来的な影響を考えれば、地球温暖化が与える影響は計り知れないのではないだろうか?

海水面の上昇により、人が住むことができる陸地は消滅するだろう。
陸地が減るとなれば、農作物を育てる場所も減る。
(平均気温の上昇により、そもそも農作物が上手く育たないかもしれない)
農作物が育たないとなれば、それを餌とする家畜も減り、第一次産業は成り立たなくなる。
温室効果ガスが出る第二次産業は規制を受け衰退し、当然、第三次産業も打撃を受けるだろう。

その時、生活ができている、生きている人はどんな人であろうか。

素人の私の想像(妄想?)でもここまで思い浮かのだ。
専門家はより深刻な事態を見据えていることだろう。

コロナで、我々は政府の本気を見た。
地球温暖化がいよいよ深刻化し、政府が本気で対策をした時、いったい我々は、どれだけの制約を受けるのだろうか?

まだ、本気出してないだけ。
こんなに恐ろしいことはない。